大成神宮名誉総裁伏見博明様 (旧皇族)より

ひとくれの土も、歴史の香を含まぬはなく、ひと本の草も、古歌の匂ひを載せぬもののない大和。(万葉大和風土記) 折口信夫先生は、かつての大和を語るにこのようなことを言ったが、大成の里もまたそのようなところである。 伊予と土佐とを隔てて、海原のように波打つ山塊の高く深い山あいに大成の里はある。
遠い戦国の昔、青雲の夢やぶれた源直清公という武将の拓いた落ち武者の里である。 ここでは、遥か源家の名流に連なる直清公の末裔たちが、茫々四百年、合理性とか近代化ということを拒み続け、それに毒されなかったが故に、秘境となり、その自然や人情、文化が、ほとんど原形を保って遺されている。
もし、人がいて、この里を訪れて、ひとくれの土の香を嗅ぐとき、四百年の歴史が脳裏をよぎり、ひと本の草のうえに、そこに生きた人たちの人生の歌を聞くにちがいない。 今、四百年の昔さながらに、この里が大成神宮を中心に先人の顕彰と文化保全のために整備されている。 まさに「桃花源記」の日本版のような大成の里が、汎く世に知られて、いま失われようとしている自然や地方の歴史に、多くの人々が心を通わせることを希望してやまない。

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